【楽天VTI】楽天・全米株式インデックス・ファンドの魅力はなんだ?【銘柄分析】

27/08/2019

ドナルド・トランプ大統領のツイートが北米株式市場を乱高下させる不安定な相場が続いています。

米中貿易戦争は9月1日から10%追加課税が発表された一方でクリスマス商戦を睨んでスマートフォンやおもちゃに対する課税の見送られました。
(2019年8月15日現在)

それでも株式市場の乱高下も景気後退感も経済の大きな波の一部と捉えることが出来ると思います。
アメリカは先進国には珍しい人口増加トレンドやイノベーションが興る中心地であることからその経済の強さを信じて筆者は投資を継続しています。

本稿では米国株式市場全体に投資可能な投資信託”楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)”について分析していきたいと思います。

楽天VTIってどんなファンド?

楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は上場投資信託Vanguard Total Stock Market ETF(Ticker:VTI)を投資対象としていることから以下、「楽天VTI」と呼びます。

当ファンドは、米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス (円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))目論見書

楽天VTIは上場投資信託VTIを通じてこのインデックスとの連動を目指しています。
さてCRSP USトータル・マーケット・インデックスとは一体何なのでしょうか。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスってどんなインデックス?

CRSPとは1960年に設立されたシカゴ大学のビジネススクール出身者から成るCenter for Research in Security Pricesという株式市場の正確で偏りのない情報を公表することを目的とした機関の略称です。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスとは、CRSPが抽出した米国国内の投資可能な株式会社のほぼ100%に相当する超大型、大型、小型、超小型の約4000社(正確には2019年6月28日時点で3577社)の時価総額の加重平均を取って構成される指数です。
その上位20社と時価総額の加重平均です。

  • MICROSOFT CORP COM:3.505%
  • APPLE INC COM:2.798%
  • AMAZON COM INC COM:2.706%
  • FACEBOOK INC:1.583%
  • JOHNSON & JOHNSON COM:1.263%
  • JPMORGAN CHASE & CO COM:1.176%
  • ALPHABET INC CL A:1.107%
  • EXXON MOBIL CORP COM:1.107%
  • ALPHABET INC CL C:1.092%
  • VISA INC COM CL A:1.030%
  • BERKSHIRE HATHAWAY I CL B NEW:0.946%
  • PROCTER & GAMBLE CO COM:0.939%
  • THE WALT DISNEY CO:0.858%
  • BANK OF AMERICA CORP COM:0.847%
  • AT&T INC COM:0.835%
  • PFIZER INC COM:0.822%
  • MASTERCARD INC CL A:0.821%
  • CHEVRON CORP NEW COM:0.809%
  • VERIZON COMMUNICATIO COM:0.807%
  • CISCO SYS INC COM:0.800%

上位20社がインデックス全体の約25%を占めています。

なお上位80社がインデックス全体の約50%、上位380社がインデックス全体の80%、上位1125社がインデックス全体の95%を占めています。
経済番組でよく耳にするS&P 500はNY証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な銘柄を選定して、時価総額の加重平均を取って構成される指数ですので、約4000社というのは分散が利いていると言えると思います。

そして米国株式ほぼ100%に分散投資できることこそが楽天VTIの最大の魅力と言えるでしょう。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス組入銘柄リスト(Excelファイル)

楽天VTIの運用実績は?

まずはベンチマークとなるCRSP USトータル・マーケット・インデックスを見てみましょう。

入手可能な2011年1月以降はきれいな右肩上がりの成長を続けています。
続いては2017年9月に楽天VTIが上市されて以降の期間に絞って見てみましょう。

左側が楽天VTI、右側がCRSP USトータル・マーケット・インデックスのグラフです。
上市以来ベンチマークであるCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動しており、純資産も順調に増加していることがわかります。

過去の推移は必ずしも当てになりませんが入手可能な2011年1月以降CRSP USトータル・マーケット・インデックスは現在まできれいな右肩上がりのトレンドで推移しており、これに連動して楽天VTIの資産も増加していくことを期待したいところです。

楽天VTI 保有コストは?

楽天証券で楽天VTIを購入する場合のコストは以下の通り。

購入手数料なし
信託財産留保額なし
運用管理費用年0.12%(税抜き)
投資対象とする投資信託証券における報酬年0.04%程度
   ※詳細は目論見書をご覧ください。

ETFではなくなぜインデックスファンドなのか?

CRSP USトータル・マーケット・インデックスへの投資といえばバンガード社のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)などが有名ですが、以下の理由で筆者はETFではなくインデックスファンドをつみたてNISAを利用してポートフォリオのメインにしています。

  •  ETFはまとまった資金が必要なのに対して楽天VTIは少額かつ自動積立が可能
  • ETFは売買手数料が必要ですがノーロード(=購入手数料無料)のインデックスファンドもある
  • 楽天VTIは配当金をファンド内で再投資しているため投資者が直接負担する税金の繰り延べが可能

反対にVTIの方が有利な面もあります。

  • インデックスファンドと比較して信託報酬が低い
  • ETFは株式と同様に売買取引可能、インデックスファンドは基準価格が1回/日だけ決定
  • 配当金が支払われるので利益が出ていることを実感しやすい

最後に…

本稿は間違いのないよう細心の注意を払っておりますがこれは情報の正確性を保証するものではありません。
また、株式、投資信託、ETFへの投資は自己責任でお願い致します。

最後までお読みいただきありがとうございました。