将来人口は増えていくの?日本は?アメリカは?【統計】

個別株にせよETFにせよ投資を行うにあたって、その国の将来の人口変動が国民の購買力に大きく影響するため企業に与える影響は少なからずあるという考え方があります。この考えに従う限りは人口が増加する市場へ投資することは合理性があると考えられます。

但し、人口と株価には相関がないとの意見もあり本稿は株価に影響を与えるかもしれない一つの要因として捉えて頂ければと思います。

ここでは総務省統計局発行「世界の統計2019」の情報をもとに日本とアメリカの人口予測を見ていきます。

世界人口推移

最初に人口推移について1950年から現在までと2050年までの推測値を見てみます。

全世界で見ると2020年には開発途上国65億2,600万人、先進国では12億6,900万人となり、今後も右肩上がりに増加し、2050年には100億人に迫る見通しです。発展途上国においては今後10年毎に10億人ずつ人口増加が見込まれる一方で、先進国では10年毎に1千万から2千万人ずつの人口増加が見込まれます。

下記は総務省統計局より引用した人口の年平均増減率の推移です。増加率は緩やかに右肩下がりですが2050年までは全世界で2%程度の増加率で推移する見通しです。

日米人口推移

次に、先進国の中でも日本とアメリカにフォーカスしてみます。

2020年時点で日本の人口は1億2,500万人、アメリカでは3億3,100万人となる見込みです。 日本は2010年をピークに2050年には1億1百万人まで人口減少する(=人口オーナス)と考えられています。他方で、アメリカは2050年までに人口増加傾向が続く(=人口ボーナス)と考えられます。

日米人口構成

高齢化社会が叫ばれている日本と人口増加傾向が続くアメリカの人口構成はどのようになっているのでしょうか。

以下は2015年時点のデータです(単位は千人)。

日本は65~69歳の人口が最も多く、人口ピラミッドはつぼ型です。出生率の減少によって自然増加がマイナスとなり、将来的に人口減少が予想される形です(一般的には経済成長が進むと人口ピラミッドはつぼ型となりやすいです)。 生産年齢人口(15~64歳)が減少していく少子高齢化の状態となります。

アメリカの人口ピラミッドは星形と言われます。星形の特徴はつぼ型が出生数の回復によって再び裾野がひろがったかたちで、地方レベルでは周辺地域から労働者が流れ込んで就業人口が増加した場合にもこの型となり、都市型とも言います。アメリカにおいては移民を受け入れていることや永住権を取得していない両親からアメリカで生まれた子供はアメリカ国籍を取得できる権利(=生得権)があることが理由として考えられます。

まとめ

  • 人口と株価への相関関係はないとの意見もあるが人口=購買力と捉えることもできる
  • 世界的にみると人口増加トレンドが続く見通し、特に発展途上国の伸びが著しい
  • 日本は現在の出生率ペースでは2050年以降には人口1億人を割りこむ見通し
  • アメリカは2050年まで人口増加トレンドが続く見通し

最後までお読みいただきありがとうございました。